マスクの種類と用途について

ひと口にマスクと言ってもその種類は様々です。いずれも特徴が異なるので使う際は用途に適した物を選ぶ必要があります。
では、それぞれマスクの特徴をご紹介していきましょう。

看護師などの医療従事者に限らず、様々な所で広く普及している立体型マスクはその多くが不織布で作られています。鼻に当たる部分にはワイヤーが仕込まれているので、形状を整えて固定化させることが可能です。
プリーツマスクは不織布マスクの両端にプリーツ加工を施した物で、他のマスクと比べてすき間が生じにくいのが特徴です。異物を吸い込んだり、自身のせきやくしゃみで唾液が飛び散るのを防ぐのに最適と言えます。
使い捨てマスクは名前の通り、一回使ったら廃棄するマスクです。不織布や厚紙など安価な素材で作られているのでコストを低く抑えるのに向いていますが、他のマスクよりも品質はやや劣ります。再利用を想定していない物なので、汚れが付着しやすい状況での使用に最適と言えるでしょう。
布製マスクは主に綿の生地で作られたマスクで、使い捨てマスクが市販される以前は広く普及していました。すき間が生じやすい欠点があるものの、洗濯ができるので何度も再利用が可能です。マスクの入手が難しい状況での使用に適しています。
冷感マスクは実際の温度は低くありませんが、生地に特殊な加工を施しているので肌に触れると冷えているように感じられます。気温が高い環境での使用に便利です。

看護師は医師のサポートや患者への介助作業など仕事内容が多岐にたるので、使用するマスクもその都度変わると言っても過言ではありません。
現場や状況など、そのときの用途に合わせてマスクを使い分けると良いでしょう。